お父さんお疲れさま。

いろいろとメモしておきたいことがある。
とりあえず、ぼくのお父さんのことをメモしておこうと思う。最初に言っておくけど、べつに誰かのために書いてるわけじゃないし、ぼくが忘れないために書いてあるメモだからすごく適当に書くし読みづらいですよ。


えーと、ぼくのお父さんが1月いっぱいで退職した。大学卒業後に就職して一度だけ転職してそれからずっと同じ会社で働いていた。
ぼくは近い将来に引退するだろうから、この歳まで働いたお父さんは本当に凄いと思う。お父さんお疲れさま。


お父さんのことを書く機会なんてこれから先ないかもしれないので、せっかくだから少しだけお父さんの紹介をしておこう。

お父さんは某一部上場企業で部長を歴任した後に役職定年となり、それから人事部に移動して約5年間、全国の大学を回ったり合同説明会で就活生と面談したり採用のお仕事をしていた。

お父さんのことを悪く言うのは駄目かもしれないけど、お父さんは仕事ができる人ではなかったと思う。世間知らずだしパソコンは使えないし視野は狭いし色々と駄目なところがたくさんある。ていうか、お父さん世代の人は仕事ができなくても部長や役員になっている人が本当に多い。これって社会にとっては本当によくないことだよね。（ここまで育ててもらった僕が言うのはアレだけど、、、）

説明会にくる就活生のほうが優秀なんてことは日常茶飯事だったと思う。でも、就活生は真面目だから説明会で仕事をしている人が優秀だと思い込んでしまったり、緊張して余裕がなくなってしまうんだよね。まぁ、そこの部分では就活生の経験値が低いからしょうがない。

なんかお父さんの悪口大会みたいになってきているけど、もう少しだけ続けよう。

ぼくのお父さんはお酒を飲むと別人になる。いつもは陰気な感じだけど、お酒を飲むと明るくなる。明るくなるだけなら良いんだけど、調子にのって人様に迷惑をかけることが本当に多い。少年野球のコーチをやったりもしているんだけど、練習が終わった後にコーチ陣でお酒を飲んで酔っ払って記憶がなくなって家に送ってきてもらうこともある。

ぼくが小学生のときに入っていた子供会のバーベキューでも酔っ払って迷惑をかけて恥ずかしい思いをしたことがある。お友達と遊んでいるときに酔っ払ったお父さんが話しかけてきて恥ずかしくて知らない人のふりをしようと思ったこともある。

今でも酔っ払ってお母さんに迷惑かけたり、おばあちゃんに心配をかけたり、お父さんは色々と困ったことをしてくれる。

でも、なんだかんだ言っても僕はお父さんのことが好きだし凄く感謝しているし尊敬もしている。お父さんを超えた部分もたくさんあると思うけど、まだ超えることが出来ていない部分もあると思う。


さてさて、前置きが少し長くなってしまったけど、そんなお父さんの退職祝いが2月9日にあったんだ。親戚も数人呼んで合計8人でお祝いした。



池袋のお寿司屋さんでお祝いした。



お父さんが喜んでいて良かった。でも、飲みすぎて記憶がなくなっていたからそれは駄目だね。

おばあちゃんは「きょうは特別だから飲んでもいい！」という言葉が一番嫌い！と言っていた。

それは僕もそう思う。ぼくは、おばあちゃんの隣の席に座っていたんだけど、おばあちゃんはお父さんのお酒の飲み方を本当に心配していた。

おじいちゃんがお酒の飲みすぎで身体を壊して少し早く亡くなってしまったから余計に心配するんだと思う。

最後、お父さんは酔っ払って泣いていた。お父さんは酔っ払うと泣くことがよくあるんだけど、ぼくはあの日の涙を一生忘れないと思う。酔っ払ってはいたけど、あのときのお父さんの涙を絶対に忘れたくないし忘れない。

本当にお父さんお疲れさまだよ。最初にも書いたけど、ぼくはお父さんと同じ年齢までは働いていないだろう。冗談じゃなくて本当に近い将来に引退すると思う。

ぼくが物心ついたときには既に働いていて、定年まで働いたお父さんのことを僕は尊敬している。

これからも腹が立つことがたくさんあると思うし、言い争いもあるかもしれないけど、本当に本当に感謝しているしお疲れさまでした。

生意気な息子だけど僕はお父さんに感謝しているよ。


で、池袋のお寿司屋さんを出た僕たちは自宅の最寄り駅まで戻った。


お父さんは酔っ払っていたので家に帰して、叔父さんと従兄弟と兄と僕の4人で近所の居酒屋に寄った。



このメンバーで居酒屋に来ることなんて初めてだし今後ないかもしれない。すごく不思議なメンバーだった思う。

居酒屋では僕の兄が叔父さんの話を聞かされていた。
ぼくと従兄弟は焼き鳥を食べながら叔父さんの話を横から適当に聞いていたんだけど、叔父さんは少し良いことを言っていた。

「親は子供が幸せに生きているならそれだけで幸せ」「普通にこうやって生きているのが成功」とか言っていた。

ジョブズとか孫さんの話をしだしたときには突っ込みどころがたくさんあったけど、そこは叔父さんの顔を立てるためにスルーしておいた。

叔父さんは誰でも知っているであろう某有名雑貨店の役員だからそれなりに凄い人なんだけど、やっぱりおかしいことも言っていたね。まぁ、しょうがない。

まぁ、そこはこれからの若い世代が変えていけば良いんだろうね。うん。


というわけで、忘れないために個人的なメモでした。おわり。